絵画クリエイターの収益化方法のcasieが話題
絵画の世界はとても厳しい世界です。ただ最近、ネットで収益をあげる方法として、とても注目されているサービスがあります。それがcasieです。京都のベンチャーなのですが、絵画のサブスクを手掛けています。手軽にアートのある生活をおくれると話題です。
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自分にぴったりのアートと出会える
casieは、絵画が月額定額費用でレンタルできるサービスです。絵画の大きさに応じて、2200円、3300円、5830円というリーズナブルな価格設定です。毎月変えてもよいですし、継続的に同じ絵画をかざってもOKで、さらに気に入ったら購入も可能です。
アートのサブスクCasie(かしえ)
https://casie.jp/
公式サイトのトップには、アート診断といった簡単なアンケートもあり、そこで好みを答えていくとおすすめのアートを紹介してくれるなど、新規向けの仕掛けもしっかり組み込まれています。
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登録アーティストにレンタル売上の35%
2020年1年間のアーティスト登録数は、2019年から約4倍にふえサービスが支持されていることがわかります。アーティストへの報酬は、レンタル売上の35%ということで、けっして高いわけではありませんが、それでも継続レンタルされれば、積み上げで安定した収益が期待できる、というわけです。
海外のクリエイター支援サイトのPatreonでも、売上の数%をアーチストからもらうというビジネスモデルで、リスクをアーチストと折半するビジネスモデルには、やはり共感をよびますね。
「完売画家」中島 健太
https://amzn.to/3sRR2bu
さて、こちらの書籍でも紹介されているのですが、日本では絵画だけで食っていける人は本当に少ないようです。実際に数えられるくらいだとか。本書では、著者が実際におこなっているマーケティングの手法を紹介してくれています。
そこで書かれていることは、とても泥臭い、地道な活動であることがわかります。そう考えますと、casieというサブスクで売上がかりに少なくとも、地道にニーズにこたえ継続していくことが重要であることがわかります。
実際、casieでは審査制をとっており、応募した作品すべてがレンタルされるわけではありません。ある作家さんは、5点応募して2点が合格したとのこと。
しかしcasieは、落選したアーチストにも連絡をして、アドバイスや、問い合わせの情報を伝えるそうです。そうした情報にこたえたアートを描いて応募すると、審査に通過して、すぐにレンタルが決まったというケースも。
やはり求められているアートを描く、ということが収益アップにつながることがわかります。
リスクをディストリビューターとシェアし、ユーザーのニーズに答え続けていく。クリエイターの収益増の道はじつはシンプルなのかもしれません。
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