音声市場ニュースまとめのサポートメンバー限定配信化への思い
ニュースレターをご愛読ありがとうございます
皆さん、いつも「クリエイターエコノミーニュース」をご愛顧いただき、ありがとうございます。配信をしていますカグア!こと、吉田喜彦です。
長年、無料で配信してきましたニュースレターを有料化する経緯をお話したいと思います。クリエイターエコノミーニュースの有料コンテンツとしては、次の2つとなります。
・ニュースレター(週一配信)業界俯瞰ができるリンクのまとめ:月額1000円(note、theLetter)
https://creator.theletter.jp/
・限定配信(週一配信)ワントピックを深堀りする音声配信:月額約300円(standfm、YouTube、note)
https://stand.fm/channels/5e6f4ccd81d4e84e1f20fc54
プラットフォームの手数料・設定価格の区切りの関係で、統一的な価格になっていません。おすすめは上記プラットフォームでのご利用です。もちろん、解約が面倒になっているなどはございません。それぞれのプラットフォームでの簡単な操作ですぐに解約もできますので、ご安心ください。ただ、standfmなど音声配信のほうは、早く始めた人ほど読めるコンテンツが少ないという状況は発生しますが、そこはご容赦いただければと考えています(バッジは始めた時期で色分けがされます)。
また、内容は別のコンテンツとなりますので、両方を購読したいという方にはご面倒をおかけしますが、それぞれを別途ご購読頂きますようお願い申し上げます。
有料コンテンツ化の背景
昨今、とくに音声AIを含めた音声市場のカオス化が加速してきました。海外でさえ、ビデオポッドキャストを含めますと、どれかが一強ということはなく、今後もカオスな状況が続いていく見通しです。
そんな中、人力で音声配信界隈のニュースを毎日拾い、分野ごとにまとめ、見出しを整理し、総括を書いてまとめる、という作業は増え続けてきました。私も副業というか趣味でしていることなので、だんだんと負担にも感じるようになってきてしまいました。
もちろん、AIによるタイトルの簡素化など、一部はテクノロジーを導入し効率化を図ってはきました。しかし、とくに、情報収集が思った以上にAIには苦手なことなんだな、ということがわかりました。今後増えて続けていく作業に、おそらくAIでは対応できないと思い始めたのでした。
そんな中、私の家族を支えるための本業の業務も、AIによる業界変革等で負担が増えていき、これは良くないと思い始め、自分の中での一区切りとして今回コンテンツを有料化した次第です。
環境変化にともなう気持ちの変化
皆さんには急な変更なってしまい、申し訳なく思っています。いっぽう、これまでもじつはstandfmでメンバーシップをしたことがあります。ただ、思いの外私はそれほど影響力があるわけでもないので、思ったほど集まらなかった経緯があります。やはり、お金や人数を目的とした有料化はよくないのだと、いや、私には合わないのだと思ったのでした。standfmでのメンバーシップはですので、一時クローズしていたのはそういう理由だったのです(当時入っていただいた方には事情を説明して退会をしていただきました)。
ただ今回は、様々なビジネス環境の変化のもとで、メンバーを増やしたい、というよりは、私自身の区切りとして環境を変えたい、という思いが止められなくなり、変更に至りました。私のわがままをどうぞお許しいただければと思います。
メンバーシップの価格差について
standfmでは一度決めた価格は変更することができません。変えるためには、新たにアカウントを取り直して、ゼロから始めなくてはなりません。しかし、私の配信にはそこまで多くのファンの人がついているわけではないため、その選択肢は考えられませんでした。
ですので、standfmでメンバーシップを始めたとき「最低価格で」ということを持続することが不可避でした。つまり価格ありきでの企画検討となり、そういう意味では前々から、一つのトピックを話したいという思いがあったことと、トピックの多さに伝えたいニュースも伝えられないというジレンマがあったことなどから、300円でのメンバーシップは「深堀り配信」と決めました。
いっぽう、ニュースレターは、音声配信全体を俯瞰する、いわば業界や市場向けに読まれても良い内容だと自負しています。世界を見ても、音声配信(ポッドキャストやVoicyやインターネットや地上波など)、オーディオブックやオーディオコンテンツ、音声ガイド、といった「声をお金に換える」ことに特化し俯瞰できるメディアは存在しません。ですので、業者向け、というコンセプトをおぼろげながら思っていました。
ですので、noteではもともと250円の有料記事として書いていたのです。月額だいたい1000円くらいになるように、と。業界紙であれば、まあ相場よりは少し安い価格だととらえていたためです。実際作業量も限定配信のような音声コンテンツとはあきらかに異なるボリュームで非常に大きいです。ただ、noteの拡散機能で無料にはしていましたが、アクセス数に対して、毎回1件2件と思ったほどは利用はされていませんでした。ですので、こちらも今回の区切りを機に、その価格での有料コンテンツ化に踏み切った、というわけです。
ですので、価格差はその内容による違いが大きいとご理解いただければと思います。
有料コンテンツへの思い
今回、有料とさせて頂きましたが、今後も継続はしていくつもりです。
これまで私は、インターネットラジオ、ブログ、ビジネス、SNS、動画、と多くの媒体での情報発信を手掛けてきました。中学生にまで遡れば、ミニFM局なども友人と立ち上げたり、高校時代は雑誌制作をしたりと、メディアを作ることが大好きです。
ただ、前述のようにインターネットの普及とともに発展してきたメディアでは、そこそこヒットはするものの第1人者になれるほどの大きなバズをしたわけではありません。最近では、「この配信者、フォロワー数は多いけど、直近の再生回数少ねぇなー、何かやらかしたのか?」などと、前に作ったアカウントを揶揄されることも出てきました。あとは、私の音声配信も毎回日付が入るなど、定型的なフォーマットゆえに「AIで作ったゴミ配信してやがる」などとも。
そういった心無い言葉には、まったく心が折れることはないのですが、それでも一定の成功、と呼べる経験は私の中では一度もなし得ていないと感じています。ファンの方には意外に思われるかもしれませんが、上には上がいて、そして家族を養えるほどの力強い成功は、一度も手にしたことはないのでした。
ですが、この音声配信はもともと市場が小さいことで限界も理解しています。そして、私自身、友人とラジオ番組を作り、深夜のラジオに何度も励まされた経験もあり、東京FMの渋谷のスペイン坂に通うほどにはラジオにハマるという思い出もあり、すでに私の長い人生の一部になっています。そういう意味では、もう数字を追うことはせず、この媒体に残りの人生を捧げるつもりで考えています。
音声配信の未来のため、メディアの未来のため、そして私たちの未来のために、できることを小さな一歩でもやり続けたい、という思いが強くなりました。そしてそれを持続可能にする仕組み、というよりは自分自身への宣誓という思いで、無料ではない価値ある届け方をするんだ、と決めたのです。
ですので、今回の有料化への移行は長きにわたって、私自身がずっと考えてきた変化への思いでもあります。今後もお付き合いいただけるというかたには、どうぞご理解ご協力のほどをお願いできれば幸いです。
これからも、音声市場を見続け、未来を考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
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